入社の動機
ちょこちょこ書いてるが、大学を卒業してすぐの2年間、車のセールスマンをしていた。
トヨタビスタという今は亡きトヨタのディーラー。
ここに営業として同期入社した仲間と、最初の1ヶ月は研修生活。
その研修の最初、担当の課長さんから「入社の動機は何だ」ってことを聞かれた。
順番に自分の入社動機を発表していく。
それを聞いてると、大体こんな感じなのね。
「人と話すのが好きだから」
「車が好きだから」
んー、困った。
自分はそういうの何にも無い。
正直に言うと、何とか大学卒業の目途が立って「とりあえずどこかに就職しなきゃ」と思った時に、たまたま社員募集の広告を目にしたのがこの会社だったのね。
このまんま正直に言うわけにもイカンよなーとか思いながら自分の順番。
で、何と言ったかというと・・・あんまり覚えてないけどそのまんま正直に言ったような気がする。
いやだって、他に言うことないし。
担当の課長さんには、「オマエはすぐ辞める」とか言われてたのは記憶にあるから、多分そのまんま言ったんだろうね。
でも結局2年で辞めたから、その課長さんの見る目は正しかったのかもしれない。(それはイイとして)
でも、最初の動機なんて別に何でもイイじゃないかって気がしてる。
やり始めてから、そこからどんな仕事していくかしかないよね、実際。
ただ、他のみんなが言ってた「人と話すのが好き」っていうのは、今になって自分がそう感じる。
特に仕事上で、「人との会話」「人との関わり」ってとっても大事だというのが実感出来るから、それだけ楽しさも大きいという気持ちが強い。
でもそれは、こんだけ仕事をやって来て実感出来てることなんだな。
それを、大学出て入社したての若者たちが分かってるって・・・
「スゴいなあいつら」
いやいや、そこまで深く考えてはいなくて、ただ単にしゃべるのが好きってだけだったのか。
いやいやいや、そんなことはどっちでも良くって、しゃべるのが好きで始めた仕事をそこからどう広げていくかだろ。
そんなことを思い出していた。
しかし、どっちにしても人との繋がりを億劫がらずに大切にしていけば、色んな経験が出来るキッカケにもなるのかな。
さらに、相手を見ること、自分の考えを人にぶつけることで自分を見つめること、こういう作業が1人で悶々と考えを巡らすのとは比べ物にならない程の刺激を得られるような気もする。
話が難しくなってきたので、この辺で終わりにしよう。
またいつかみんなと飲みに行きたいな。