勉強とスポーツ
運動が苦手っていう子がいるのと同じように、勉強が苦手という子も当然いる。
「同じように」というのは、苦手の原因も似たようなところが多々あるという意味で。
運動が苦手な子は、イメージ通りに体が動かせないことが多かったり、そもそもイメージというものが描けないという場合もあるだろう。
苦手には当然個人差があって、そこで適切な体の動かし方やコツを教えることでスムーズに上達する子と、何度指導をくり返してもなかなか上手くならない子がいる。
勉強においてもそんな感じじゃないかな。
どこでどのように出来ていないとか、把握した上でやり方を教えても同じ間違いをくり返すってのもよくあることだ。
そもそも覚えないと解けない、書けない、という部分は自分で頭に残さないとどうしようもない。
その覚え具合にも個人差があるしね。
勉強でもスポーツでも、練習を積んで上達していこうとする時に絶対に欠かせないものはね、やっぱり「気持ち」なんじゃないかと思う。
「気合い」とか「根性」とか、そんなのはバカな指導者の言う言葉みたいな意見が正論だっていう空気が広がってるような気がするが、自分の行動を支えるのは自分の「気持ち」だからね。
教えられたことを1回練習して上手く出来ないなら、もう1度やり直すことが必要だ。
それが1度や2度では終わらないこともある。
自分が「上手くなった」「問題が解けるようになった」という満足感を持てるほど進歩が目に見えては感じられない時でも、あきらめずに続けていこうとする「気持ち」が必要だ。
そういう「気持ち」は、自分を奮い立たせるための「気合い」だったり、何とか粘っていこうという「根性」と表現してもいいんじゃないかなと思う。
そもそもの上手い下手はある。
練習してからの上達度合いの差もある。
だから、結果も1人1人全く違う。
でも、気持ちはみんな持ち続けてほしいなー。
自分が輝けるところを自分で感じられるようになるまで。
今日は、佐賀市内の中学校の多くが体育大会の日だ。
運動が苦手な子も、自分が出場する競技は気合いと根性で最後までやり抜いてほしいなー。
自分なりのちょっとした気合いと少しの根性で。
その中に少しでも「楽しさ」を感じられたらサイコーだ。