いつか何処かで
ミュージシャンがライブで与える感動。
それはそこだけでしか味わえないもの。
でも、そこで味わった感動はいつまでも心に残り、何かの時に自分を支えてくれる思い出になったりもする。
塾の授業はライブであり、その時その教室にいて学ぶものがある。
その瞬間の感動、という言葉が当てはまる時ばかりではないが、難しいと頭を悩ませたり、しんどいなと思いつつ手を動かして単語を書き計算をした時間というのが、塾でのライブそのものだ。
生徒に話しかける言葉。
伝えるメッセージも、全て教室でのライブ。
しかし、それがその場だけのことではなく、教室を離れたところで活きてくることを望む。
むしろ、塾でやっていることは、そっちを目的としているから。
学校で、受験で、進学先で、さらにその後、社会に出てからの生活の中で。
ここで学んだことが活かされるように。
その時に、「塾で学んだことが活きた」という実感など無くてもいい。
ただ実際に少しでもそのことが下地になってくれていれば。
いつか何処かで、そういう力になる時があれば。
通塾日以外の日の塾生たち、卒塾していった子たち。
ここで学んだこと、ここで聞いたこと、ここで実践したことを。
いつか何処かで、ふと思い出したりしてくれたら幸せ。
この顔も思い出して~。