2014年 佐賀県立高校一般選抜入試問題 数学の独自分析~来年以降の受験生必見!!!~
今年の佐賀県立高校一般選抜の入試問題について。
さて、数学の問題も分析しちゃおー。
いきなり、ひと言で片付けていい?
数学の入試問題をひと言で表現するとね。
まんべん無く出題されてるね。
だな。
ここから付け足していこう。
基礎的なことがまんべん無く出題されてるね。
塾で使うテキストのポイント例題で取り扱われるような問題ばかり。
これがまんべん無く。
もうひとつ付け足そう。
基礎的なことがまんべん無く出題されてて、問題数が多いね。
そう、単純に問題数が多いなーと思う。
大問1は、全て1点の問題で10題。
大問2は、方程式の文章題で細かく小問に分けられている。
大問3は、確率が3題で規則性の問題が5題と2領域分の設問が用意されている。
大問4は、関数で7題。(以前は2点問題が5題ってのが主流だった)
大問5は、図形の証明の他に、角度、長さ、面積とこれまた図形の問題がまんべん無く4題。
基礎的な問題だから、1問あたりに使う時間は少ないかもしれない。
でも、こんな感じの基礎的な問題が数多くってテストで1番怖いのは、ミスなんだよ。
ミスでガタガタ~ッと崩れちゃうケースは多いかも。
例えば、大問4の関数。
(1)の答えを使って(2)を解き、その(2)の答えを使って(3)(4)を解くといった具合に小問の解答が連動してるんだよね。
問題数が多くてあせった時に、こんな所の最初でミスったらとんでもないことになる。
じゃあ、どうするか。
まんべん無く数多くの問題が出るテストに対応するために、ということで考える。
ひと言で片付けていい?
練習は全部やれ。
これだ。
数学が苦手だという子に対して、もう図形や関数、文章題は捨てて計算の練習ばっかやれっていう指示はあり得ないってことだ。
練習もまんべん無くやるべきね。
これは以前も書いたことだけど、やっぱり今年の問題を見ても全てをまんべん無く練習することが1番確実な方法だと思うよ。
もちろん基礎的な問題をね。
基礎的な方程式の文章題。
基礎的な関数の問題。
基礎的な図形の問題。
これらを出来るだけ数多く、問題のバリエーションも出来るだけ増やしていく。
それを出来るだけスピードアップを意識して取り組んでいくことだね。
そして、もうひとつ。
小学校の算数が得意だった子に有利な問題が目についた。
図形では、そういうのはパッと気づけないとキツい。
まあ、そこが出来なくても2点か4点。
そのくらいは捨てよーと考えればいいんだけどね。
ここでも「小学生の頃からの積み上げはデカいな」と感じさせられた。
最後にこれを言っとこう。
基礎的な問題が多いから取り組みやすいかっていうとそうではない。
ここまで述べたように、それはそれで色々気をつけなきゃいけない面も多いんだ。
でも、練習の意図を明確にしながら頑張れば、結果が出る確率はグンと上がるよ。
そういうトレーニングが必要だわね。
がんばってこーぜー。
作図は出題されなかったねー。