読み聞かせの国語
中学生の国語の授業、とっても大切な授業だ。
国語にはチカラを入れてる。
小説や論説の読解問題を色々なやり方で授業を試みてるんだけど、文章の内容によって最初にこちらが音読する読み聞かせの形を取ることがある。
「内容によって」というのは2通り。
1つ目は、いきなり読めというのはちょっと難しいかなーという場合。
これは論説に多いかな。
特に言葉が難しかったりっていうのは、少し解説を加えながら読んでいく。
生徒は耳で聞き、テキスト本文を目で追っていく。
2つ目は、自分がとっても好きな内容だった場合。
小説で、たまにある。
昨日、中2の国語でやった問題。
阿久悠の「ガラスの小びん」という小説だったんだけど、スゴく好きで。
甲子園の土を入れた瓶にまつわるお父さんと息子の話。
中2のクラスには野球部の男の子が多いから、内容も興味持てるだろうなーとか思いつつ。
それよりなにより自分が好きだったんで、紙芝居のおじちゃんになった気分で読み聞かせ。
うーん、良かった。(そうかいそうかい)
読みながら感動した。(うんうん良かった)
自分が心地良かった。(それでいいのか?)
いいのだ。
まずは情景、心情のイメージを持つ。
色んな方向から。
試験問題として国語の読解問題をキチンと解けることと、文章に興味を持ったり感情移入したりすることは全く別の問題なんだけど、塾の国語の中では色んなことを試みる。
特に中1、中2の間はね。
そういうわけで、昨日は紙芝居のおじちゃんに変身したという次第。
うん、問題の解け具合も結構良かったと思うよ。
声に出して読み聞かせるのって、意外と好きなのだ。