佐賀大学文化教育学部 附属中学校の入試について
附属中の入試。
来年の(もう来月だね)1月18日(土)に行われる。
募集定員は男女各80名ずつの計160名。
このうち附属小学校の120名がそのまま進級してくるので、実際は男女20名ずつの計40名というのが外部からの募集定員である。
狭き門なのだ。
実質倍率は、男子が3~3.5倍で女子が2~2.5倍ってとこかな。
数年前から致遠館中と試験日が同じになったので、子どもたちはどっちを受けるかを最初に選ばなくてはいけない。
もちろん保護者の方の意向が強く影響しているとは思うが、附属中を選ばれる理由は次のような感じではなかろうか。
①漠然と中高一貫校を避けたいという気持ちのご家庭
②ハッキリと致遠館の教育方針を避けたいという気持ちのご家庭
③高校は佐賀西に進ませたいというご家庭
昔から、③の理由が一番明確で多いんだけどね。
そう、附属中→佐賀西 という進路は昔から佐賀でいうところのエリートコース。
一般的なイメージの話だ。
だからどうということはない。
ただ、根強いイメージであることは確かかな。
で、入試の話。
国語・算数・理科・社会の4教科と面接。
それに小学校から提出される調査書の総合評価ということ。
試験問題は、難しいと思うね。
記述が多く、自分で工夫して答えを導き出すとか、説明するとか。
国語の文章量も多い。
社会も単純に地名や年号を覚えれば良いというものではない。
だからこそ、基礎をしっかり固めていくことが大切だと思うね。
だからこそ、だからこそだ。
付け焼刃で試験対策に取り組んだとしても大して効果は無いと思うよ。
でもって、傾向を追って対策を講じる受験指導の常道というものも、あまり好ましくないと考えてる。
それは、附属中の受験勉強はさせませんという話ではない。
附属中を目標に頑張る。
大いに結構だ。
塾でもそのための授業をする。
ただ、それが現在のその子の学力に合わない問題ばかり追い過ぎて、上滑りになるようでは意味が無いということ。
最初に言ったが、「狭き門」なのだ。
不合格になることの方が多い試験。
仮に地元の公立中学校に行っても、そのまま勉強を続けてコツコツ学力を伸ばしていけるような基礎固めをすることが大切だと思う。
附属中を受けたいという気持ちがそうやって勉強するキッカケになれば素晴らしいことだと思う。
ホクトから附属中に合格者も複数出しているので、入試のレベルも分かってる。
どのような問題をどのレベルで理解出来れば入試問題に対応出来るかも分かる。
その上でハッキリ言うが、まずは自分のレベルからの基礎固めをすること。
ホクトの附属中入試対策は、先々も伸びる学力をつけるための学習をやっていくということだ。