すり込み理科ちゃん「対照実験」
はい、今回は「対照実験」よ。
調べたいこと以外は同じ条件にしたものを用意して比べる実験を対照実験というんだね。
まず、漢字を間違えないように。
対照実験
はい、すり込みすり込みー。
今回は、実際に例題をやってすり込もう。
(問題)青色のBTB溶液に呼気をふきこんで緑色にしたものを試験管A~Cに入れ、AとBにはオオカナダモを入れてBはアルミはくでおおった。図のようにそれぞれの試験管に光をあてて色の変化を調べました。
うーん、これだけ読んで(っていうか、ちゃんと読んでなかったりするよね)頭がごちゃごちゃになる人も多いだろう。
ひとつ解説を加えると、「青色のBTB溶液に呼気をふきこんで緑色にした」ってところ。
これ、つまり二酸化炭素を試験管の水の中に入れたってことね。
二酸化炭素は水に溶けて酸性を示すから、そのまま呼気を入れ続けたら黄色になるよ。
それを緑色の段階で止めたってこと。
ここから水の中の二酸化炭素が増えれば、色は黄色に変化し、二酸化炭素が無くなれば、色は青色にもどるってことになる。
で、問題。
(1)実験後、試験管の液体はそれぞれ何色になっていたか。次のア~エから1つずつ選びなさい。
ア:赤色 イ:青色 ウ:黄色 エ:緑色
(2)試験管の液体の色は、何という物質の濃度によって変化していますか。
(3)今回の実験のように、調べる条件以外を同じにしたものを用意して行う実験を何といいますか。
わかったよね?
今回は、特に色の変化について理解してほしいなーと思う。
これは、オオカナダモが光合成と呼吸をしているのが大前提になるから、『すり込み理科ちゃん「光合成と呼吸」』の回も読み直しておこう。
はい、すり込みすり込みー。