ご家庭でのちょっとした学習指導~小学生の算数で簡単アドバイス~
お子さんが、学校からの宿題で算数の計算プリントをやっていたとしよう。
例えば、3ケタ×2ケタの筆算だったとする。
「1問やったら持ってきてね~。」
「できた~。」
「どれどれ。」
![img1](https://hokuto-juku.com/wp-content/uploads/2014/03/img12.jpg)
「はい、間違い~。」ってことでバツにする。
ここでストップ!
バツがついたらすぐに全部消しゴムで消さないように。
「どこで間違ってるか、その場所を探してきて~。」
「あ、ここだ~。」
「そうそう、ここ繰り上がりの分を足してなかったね。」
「ここだけ書き直した~。」
![img2](https://hokuto-juku.com/wp-content/uploads/2014/03/img22.jpg)
「はい、正解。」
![img4](https://hokuto-juku.com/wp-content/uploads/2014/03/img4.jpg)
「やたー。」
とまあ、こんな感じだけど。
1度書いた答えを見直しても、なかなか間違いに気づけないことがある。
そういう時は、ノートにもう1度最初っからやり直してみてプリントに書いた答えと比べてみればいい。
ここでの学習指導テーマは、「間違いに自分で気づく」とか「計算方法をちゃんと理解して進めているか確認する」とかいうことはもちろんだけど、それより大切なのは「自信を無くさない」ってこと。
算数の計算問題ってのは、途中1ヶ所でも小さなミスがあれば答えはバツになってしまう。
全然分かってないんじゃなくて、ちょっとしたミスでバツが重なってくると「もう分かんない」ってなっていくからね。
「ちゃんと分かってるでしょ。間違ってるのここだけでしょ。」ってのを分かってほしい。
これがテーマ。
さっきも言ったように、見つけられなかったらノートにまっさらな状態からもう1度やればいいからね。
「いつまでも探し続けなさい」なんて、そこに固執することはない。
答え合わせも1問ずつでいい。
とにかく「分かる」「解ける」「マルになる」ってことを実感してもらうだけだから。
これは、ひとつの例だけどね。
もちろんケースバイケース。
子どもによって、問題によって、いろいろ考えられるよ。
大切なのは、相手を良く見て力み過ぎないことかなーと。
学習指導で大切なのは、システムなんかじゃない。
情熱の押し売りでもない。
子どものやる気が完全にゼロにならないようなちょっとしたキッカケを作れたら、それでいいんじゃなかろうか。
何か考えるヒントになれば幸せ。
じゃ、そゆことで。
![IMG_0008](https://hokuto-juku.com/wp-content/uploads/2013/11/IMG_0008.jpg)
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