最後のエール2025⑩
とても印象深く記憶に残っているあなたとの会話が2つあります。
ひとつ目は、あなたが中2の時だったと思います。
授業の合間で、「ぼくはあまり頑張れません」とあなたが私に言ったのです。
体力的にも精神的にも成長期のあなたには色々としんどく感じることが多かったのかもしれません。
それからは一歩引いて、あなたの様子をじっと見守っていこうという気持ちで接してきました。
そこから中3になり受験の事を考えるようになるまで、お母さんの支えもあって塾に通い続けてくれました。
ふたつ目は今年、いよいよ入試本番が近づいてきた時です。
授業が終わって帰り際、あの会話以来あまり言わなかった「頑張らないとね」って言葉を私はあなたに投げかけました。
「はい、分かってます」と言ったあなたのその時の声と表情が、何となく気持ちがこもっていて心に響いたのです。
通い始めた小6の頃に比べたらグンと身長も伸びて、体も心も本当に大きく成長する姿を見守れた4年間でした。(高校でも頑張って!)

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