真のクリエイター
大河ドラマ「光る君へ」を毎週見ている。
先週の話。
主人公まひろ(紫式部)が源氏物語の続きを書いている。
実家で弟たちに書き上げた話を読んで聞かせる。
源氏物語は平安貴族の恋愛物語なのよね。
「面白いよ、それ」と弟。
そして弟が言う。
「大勢の男と睦んだわけでもないくせに、よく書けるね、そんなの」
すると、まひろ(紫式部)は
「睦まなくても書けるのよ」
と言い返す。
要するに、自分に大した恋愛経験がなくても物語は書けるのだ、と。
面白い。
紫式部は正に真のクリエイターだというセリフに聞こえたね。
数十年の人生で自分が実際に経験出来ることなどたかが知れている。
それでも人は経験した他者から話を聞き、本を読み、学べば想像することが出来る。
創造は想像から生まれるのだ。
そして想像は学んで得た知識から生まれる。
学ぶ楽しさと希望をそこに見た気がした。
来週も楽しみ「光る君へ」。
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