好生館
貫通道路ばつーつらつーで走いよっばい。
右手に佐嘉神社ねー。
鍋島閑叟の祀られとっちゃんね。
左手に県庁ー。
どんどん行くばい。
嘉瀬まで来たら・・・はい、見えてきた見えてきた。
新しく移転完成した県立病院~。
どどーん。
デカイねー。
中もオシャレね。ほんなごて佐賀ね?ここは、って感じよ。
何よりびっくりしたのは、玄関を入ったらすぐに人が近寄ってきて案内してもらったこと。
おかげでスムーズに用事が済んだ。
受付の方も親切ね。
気持ちよく病院を出たのであった。
で、今回のタイトル『好生館』。
テーマは『歴史の話』。
佐賀の県立病院は好生館という名前がついている。
これね。
この名前、県立病院の源流である藩の医学館に、幕末の佐賀藩主である鍋島直正が命名したものだ。
鍋島直正。号を閑叟、幕末佐賀の七賢人に数えられるお殿様。
藩政改革を行い、佐賀の科学技術を当時の日本随一に高めさせた人物。
医療にも熱心で、天然痘のワクチンを自分の息子に接種させる実験を行い、根絶治療の普及にも貢献している。
そういう歴史を持った県立病院好生館。
最新の医療設備を備え、スタッフの方々が名前に込められた願いを心に持って運営されていけば、きっと全国に誇れる素晴らしい病院になることだろう。
と、切に希望する次第でございます。
好生館の好生とは、『好生の徳は民心にあまねし』という中国「書経」の一節からとっているらしい。
「人の生命を大切にする徳を万人にゆきわたらせる」という意味である。