木須家のゴッドファーザー
明治生まれのオレの祖父は、なかなか破天荒な人だったらしい。
職人をやってたら公務員になりたくなる。
公務員をやって恩給がつく年齢になったら辞めて商売を始める。
最後は商売で失敗して死ぬまで借金を抱えてたそうな。
祖父には3人の息子がいる。
長男は中学校教員、次男は民間の会社員、三男は役所勤めの公務員。
勉強が出来て真面目な長男、明るくて色男の次男、スポーツマンの三男。
3人の息子は、オレの憧れる男性像の要素をそれぞれに持ってる人たちだった。
きっと祖父の遺伝子を3人がそれぞれにしっかりと受け継いだんだろう。
先日次男の伯父が亡くなった。
これで3人の息子は全員天国の人となった。
その通夜の晩、祖父の孫が集まった。
孫はオレを含めて全部で4人。
男2人、女2人で上は54歳から下は49歳まで。
深夜遅くまで4人でカップ麺を食べながら思い出話をした。(ちなみにカップ麺は日清食品)
滅多に無い貴重な時間だった。
祖父の遺伝子を受け継ぐ次の世代。
ひ孫は9人いる。
いま中学生から大学生まで。
これからはこの子たちの時代だ。
それぞれが自分の人生を自分の思うように歩いていくことを祈りながらこの写真を眺める。
昭和15年の木須家の写真。
中央にゴッドファーザー祖父。
横に祖母と3人の息子を従えて。
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