歴代ナンバーワンの秀才
これまで教えた数多くの塾生たちの中で、ナンバーワンの秀才と言えばこの子しかいない。
中学校のテストで学年1位というのも、この子で初めて経験させてもらった。
その後も学年トップを取る塾生はちょこちょこ指導してきたが、この子に勝るってのはまだ現れてない。
中1の最初のテストで早速学年1位だった。
口数が少なく、初めて見る問題などをスパスパと解いていけるってタイプではなかったけど。
1回学習した内容に対しては、圧倒的な正解率だった。
問題の処理速度と解く正確さは、後にも先にもあそこまで頭抜けた子は見たことが無い。
その子に引っ張られるような感じで、そのクラスは学校のテストで学年トップ10に3人同時に入ったりなんかして。
ただ、そんな秀才も完璧ではない。
私立高校の特別奨学生になれなかったのよ。
偏差値がわずかに足りてなかった。(その差1ポイント未満)
そんなこともあるのか、やっぱり本番ってのはコワいなーと思ったもんだ。
しかし、たまにミスった後の彼女は、これまた圧倒的な強さを発揮する。
県立直前の塾内模試では満点に近い断トツの成績でトップ。
やっぱり、負けん気や内に秘めたる闘志ってのは相当なもんだったんだろう。
結局、佐賀西に進学してからも学年トップ10をキープしてたようだ。
その後は京都大学に現役で合格し、現在は九州の大手企業に勤めてる。(入社式では新入社員代表の挨拶もしたそうな)
その子を思い出す時、努力を支える強烈な意思の強さみたいなのをイメージさせられる。
それが表にあらわれない程、内側でふつふつと沸き起こる強烈な意思。
大学進学後に1度遊びに来てくれたことがあった。
そんな強烈な意思なんて感じさせない、屈託のない笑顔だった。
そういうとこが、またまたスゴいなーと思っちゃう。
県立高校の合格発表の日、友だちと一緒に塾で笑ってる写真も同じような笑顔だった。
勤めてる会社では、偶然にもうちの卒塾生の先輩と同じ課で机を並べてるそうな。
その先輩卒塾生も自分にとっては忘れられない子なので、いずれブログで紹介しよう。