自分で決めた事を続けられる力
誰から言われたわけでもなく、誰にアピールするわけでもなく、自分で決めたことを自分の納得の中だけで行動し続けられるって、スゴいことだ。
そんなスゴさを中3にして見せつけてくれた男がいる。
17年前に高校受験した卒塾生の男の子だ。
当時勤務してた教室では、中3の追い込みの時期に日曜特訓として機器を使った学習会をやっていた。
小さなパソコンみたいなやつを1人1台用意して、その画面で勉強するのね。
当然、コンセントをいっぱい使う。
その男の子は、毎回学習会が終了してみんなが教室を出た後に、1人で全てのコンセントがちゃんと抜かれているかのチェックをして帰ってたのだ。
もちろん、そんなことやれなんて誰も言ってない。
そして、こっちも特にそれを褒めたこともない。
誰も見ていない。
そんな中で、彼は最後まで毎回帰り際に自分1人でコンセントチェックを続けた。
中3の受験生の姿にあれ程の凄みを感じさせられたのは、未だにあの時の彼しかいない。
結局、第1志望の佐世保高専に合格して2月いっぱいで卒塾。
それから多分会ってないんじゃないかな。
でも嬉しいのがね。
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なんともありがたい。
こんな子がいたってのも、自分の塾屋としての財産だ。