等式と不等式
数学のお話だよ。
等号「=」で結ばれた式を「等式」という。
これは、AとBが等しいという関係を表す式ね。
不等号「<、>」で結ばれた式は「不等式」だ。
これは、AよりBが大きいとか小さいとかいう関係を表す式。
例えば、「AとBの和はCに等しい」を式に表す。
A + B = C
だね。
「等しい」と言われたら等式。
次に、「AとBの和はCより大きい」だったら。
A + B > C
となる。
このように、「大きい」「小さい」「多い」「少ない」「以上」「以下」などの言葉があったら不等式で関係を表す。
しかし、ひとつ注意してちょーだい。
「AとBの和はCより3大きい」
だったらどうか。
これは、不等式にはならないね。
A + B = C + 3
つまり、「AとBの和はCより3大きい」というのは、「AとBの和はCより3大きい数と等しい」という意味なのだ。
このように、「大きい」「小さい」「多い」「少ない」という言葉でも、それが具体的にどれだけ大きいか少ないかの数値が示されてる時は等式の関係なのだ。
「3大きい」=「3大きい数と等しい」
こういうことね。
等式と不等式の区別をハッキリさせる。
これは、方程式の文章問題で式を作る時に活かされるから、中1から中3まで全学年のみんなに意識してほしいことだ。