学校の進度、塾の進度(大切なお話)
学校の授業進度って、みんな遅いってイメージ持ってない?
一般公立中学校の話ね。
もちろん学校によって差は大きいし、教科によってもその差はまちまち。
でも、平均的にというか、全体的に、ここ10年以上ずーっと進むの遅いのよ。
だから三学期の最後にやる単元はパタパターッと終わったり、結局終わらずに次学年まで引っ張ったり。
例えば理科などは、一学期の期末テストの範囲が前学年最後の単元から含まれるのは、よくあること。
そんな感じだったんだけどね。
最近、数学の進み方がはやくなったなーという感じがする。(いや、実際はやい)
指導要領が大幅に改定されて、2年前から新しい教科書での授業がスタートした。
そこで内容がどう変わったかというとね、数学では簡単に言うと、
「中1と中3の内容が増えて、中2は変わらない」
のだよ。
だからなのか、中1の数学の進み方が確実にはやくなってる。
その流れで、内容量に大きな変化の無い中2の進み方まで若干はやくなっている。
中1の最初って大切よ。
正負の数の計算をちゃんと馴染ませておかないと後々まで尾を引く。
中2の一学期の計算は難しいよ。
中学校2年間の中で最もゴチャゴチャした計算をするのが中2。
だから、ここはしっかり練習量を積んで進めていきたいとこなのだ。
先日、中1の子に聞いた話では、学校の数学の授業がもの凄くパタパターッと進んだんで、計算に不安を持ってるみたいだった。
でもね、ここががんばって学校の授業はしっかり聞いててほしい。
で、塾では塾が考えた進み方ってのがあるからね。
高校入試までのことを考えて、中1の数学でここの単元はこのくらいの練習を積むっていうのをちゃんと計画してるから。
あせらずに塾の授業でじっくり、しっかりマスターしてほしい。
学年を問わず、一学期の計算内容は数学の土台を作るもの。
その土台が一番大切だからね。
夏期講習でも、その土台をとっても頑丈なものにしていく授業を計画してるよ。
一緒にがんばろー。