心はひとつでなくとも
9月1日放送の朝ドラ「おかえりモネ」のお話。
モネたち気仙沼の幼馴染がみんな集まって思い出話をしてる。
その中でただ一人、震災で家族を失ったりょーちんが眠った頃から何となくしんみりした会話になる。
今まであまり話をしなかった震災当時のことをお寺の跡取り息子のミツオが語り出す。
りょーちんが起きてたらそんな話はしなかったと皆は言う。
共に被災した同級生でもそれぞれに状況は違ってる。
親を失ったりょーちんと、家族は無事だったみんな。
そして主人公のモネは震災当日みんなと一緒にはいなかった。
島にいなかったモネと、当日島で恐ろしい状況を体験したみんな。
もうひとつの場所でも震災についての会話がされていた。
モネの職場に訪れた菅波先生と野坂さん、神野さん、内田くん。
モネの故郷での震災の話になる。
モネ本人が何も言わないとこちらからは聞きづらいよね、という話になる。
その中で野坂さんは神戸出身ということで自身も被災経験者だった。
少しだけ子どもの頃の思い出を話す野坂さん。
それを聞き、何事も無く平和で楽しく今まで過ごしてきた自分に罪悪感を感じてしまう神野さん。
でも、状況は違ってもみんなそれぞれに色々あって辛いことも悲しいことも抱えてるんじゃないかと言う内田くん。
そう、みんなそれぞれ違う場所で違う体験をし、色んな思いを持って生きているはず。
それを同じように考え、同じように感じることは無理な話だろう。
でも、心をひとつにするなんてことは出来なくてもいい。
違う場所で違う気持ちでも、それぞれが希望を持って生きていけたならいいんじゃないか。
そのために色んな状況を知り、色んな人の心に触れることは意味があるんじゃないか。
共感出来る部分がどのくらいかも人それぞれでもいいんじゃないか。
そんな思いを持たせてくれる防災の日の朝ドラだった。
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