佐賀女子(さがじょし)
佐賀で 「女子高」 と言えば、一般名詞ではなくこの学校を指す。
正式名は、佐賀女子短期大学付属佐賀女子高等学校。
佐賀市と武雄市に校舎があり、付属の幼稚園・保育園も持つ学校。
塾屋として20年間この学校を見てきた印象をひと言で言うならば、
第一志望で入学する生徒が最も多い私立校
である。
たぶん、これは間違いないところだと思う。
理由も明快だ。
まずはソフトボール部。
はい、どどーん。
続いてこれ、新体操部。
南ちゃんをさがせー。
こらこら。
この2つの部活は全国トップレベル。
もう圧倒的ね。
そして学科コースでは、これ。
えーっと、失礼いたしました。
「女子高の衛生看護科」 と言えば、昔からちょっと格がございましたね。
「女子高の看護科行こうでちゃ、ちかーっと勉強の出来なイカンばい。」ってな感じで。
この3本柱の存在感がものスゴいので、最初っから目指すは女子高のみ、という子が多いのだ。
そうなると、入試はほとんどの子が1月の推薦入試を受けることになる。
だから女子高第1志望の子とは、12月一杯でお別れというパターンがほとんど。
これまでそういう子たちは結構いたけれど、ほぼ全員と言っていいくらい勉強もよく頑張るようになってくれた。
推薦入試の場合、しかもソフトボールで行くとかいう場合、ハッキリ言ってそんなに勉強しなくても合格することは難しくない。
でも、塾ではよく勉強頑張ってくれたな―という記憶ばかり。
態度もスゴく良くなって、最後にお母さんと挨拶に来てくれた時に 「ほら、ちゃんとここに靴脱いでそろえなきゃダメじゃない」 なんて、お母さんに注意したりするような子もいたね。
そういうわけで、女子高はスゴいなーというか、個人的にとってもイイ印象を持っている学校である。
決して女子高という名前に憧れてるわけではない。
部活は他にもね、合唱部やバドミントン部も強いよ。
そして近年では、商業科の中にトータルビューティーコースというのが出来て、エステティシャンやネイリストに憧れる女子に人気のようだ。
女子高の第1志望神話は、いまだ健在である。