塾屋の勘
勘(かん)と言っても、「第六感」とか、「何となくそんな気がする」といった類のものではなく、毎年毎年積み上げてきたデータの分析と、毎年毎年受験生に対して受験指導してきた経験を裏付けとした勘。
当たり前の話だが、毎年高校入試をやってるわけだ。
そして毎年受験結果を見ているわけだ。
毎月の塾内テストを分析し、学校のテスト結果を把握し、1人1人の伸び具合を観察してるわけだ。
私立高校の入試情報も毎年仕入れてるわけだ。
そして私立高入試のボーダーも見てるわけだ。
毎年毎年。
県立高校の入試倍率も20年以上ずーっと見てきてるわけだ。
もちろん入試問題も。
これだけのことを、こういうふうにやったら結果がどうだったというのも毎年のデータがあるわけだ。
毎年毎年。
これらの蓄積の上での、そこから働く勘というものがある。
この子は伸びる。
今のままではイカン。
こうすればいいのに。
その他、色々な場面での良し悪し、どうすべきかの判断で働く勘。
これが、塾屋の勘だ。
それは、学校の先生や家庭教師、その他塾屋でもバイト講師や若手講師の人たちとは全く違うモノだと思っている。
・・・「かん」だから、かんぱい?・・・ヒドイ。