優先順位の刷り込み
先日、車で移動中の出来事。
自分の前にも車が1台走ってた。
その前方、何かゴロンと道路中央に転がるような影が見えた。
「え?人が倒れた?」
と思った瞬間、前の車がハザードランプを点けて止まった。
中のドライバーが車から降りて前へ。
これはホントに人が倒れたんだと思い自分も車を降りて前へ。
行ってみると電動車椅子の男性が椅子ごと倒れてる。
歩道から車道への移動中に段差につまずかれた模様。
道向かいにいらっしゃった男性も駆けつけて3人で救助。
結構大柄な方だったので男3人でもなかなか椅子に乗せるまで大変だった。
なんとか無事に車椅子に乗ってもらって、幸いケガも無かったようでその後は自分で移動を再開された。
その間、自分の車もその前の車も道の真ん中に止めっぱなし。
後ろから車も来てたが、そんな迷惑はお構いなしで救助を続けた。
後続車も事情を察してもらって特にトラブルは無かった。
事なきを得た後で30年以上前に通った自動車学校の授業を思い出した。
学科の先生が自分の体験談をお話しされた。
大通りの交差点近くで人が倒れてた。
すぐに車を止めて人命救助。
後続車からクラクションを鳴らされたがそんなのは関係無い。
人命第一なんだ。
そんなお話。
免許を取る前の最初の最初に刷り込まれた優先順位。
それがいまだに頭にこびりついている。
案外そういうのが行動の基準になってたりするもんだ。