ワーキングメモリー
特別支援教育の勉強をしていると、たびたびこの言葉と出会う。
ワーキングメモリー
脳の前頭前野にその中枢があるという短期記憶の機能のことだ。
ある課題を実行している間、心の中に情報を留めておくというもの。
そして、単に情報の保持だけでなく、すでに学習した知識やこれまでの経験を常に照らし合わせながら、どのように考えたらいいかとか、どのように動いたらいいかなどを考える働きをする。
要するに、考える力を支える能力なんだね。
当然このワーキングメモリーの強さが学習に大きく影響する。
知能検査の項目でも重要なポイントになってる。
でもね、運動能力に差があるように、このワーキングメモリーも個人差がある。
しかも、学習だけじゃなくそういうのって感情や情緒にも影響してくるから、ものすごく大切な機能だと思う。
だから、このワーキングメモリーをトレーニングで向上させられればいいなーということになる。
でもね、なかなかこれ、変わらないって言われたことがある。
じゃあ、トレーニングなんか考えても無駄じゃんって、ことではない。(と思ってる)
学習のときに、このワーキングメモリーという機能を意識して指導することはとっても意味がある。(と思ってる)
その中で、出来る出来ないの結果に至る過程を子ども自身にも意識してもらうことで、少しずつ対応が見えてくるはずだよね。(と思ってる)
少しずつ変えられるものは変えていって、難しいところは別のことで補うっていうことが一人ひとりに合わせて考えていけたらいいなー。
今回のブログ、テーマは「特別支援教育」ではなく「塾」にしている。
すべての子どもの学習指導についての話だと思うので、そういうことで書いた。
そういうわけで、いろいろ意識しながらやっていきたい。