過ぎたるは猶及ばざるが如し
すぎたるはなおおよばざるがごとし。
何でも程々にしといた方がいいよ。
やり過ぎは、やり足りないのと同じくらい良くないじゃん。
そんなとこかしら。
やらないよりはやった方がイイじゃん、とか。
まずは、やってみよー、とか。
よく言うけどね、やるのはやった方が良くても度が過ぎたらねー・・・というのはとっても共感するお話だ。
子どもの指導、教育については特に。
「~し過ぎ」は良くないよ、ホント。
甘やかし過ぎ。
厳しくし過ぎ。
干渉し過ぎ。
ほったらかし過ぎ。
家庭だけではなく、学校や塾といった教育の場でもそう。
結果を求め過ぎになってないか。
そのために、与え過ぎになってないか。
そして、急ぎ過ぎになってないか。
何かと気にし過ぎなんじゃないのーって感じ。
人として、大人になるってことは、勉強ってのは・・・。
誰もが分かってるこれらの基準ってのはあるよねー。
常識ってやつ。
この最低限の常識をキッチリ示しておくことしか無いんじゃないかなーと思うのだ。
どのようなことをすれば理想的な結果が得られるなんて、教育には当てはまらないッスよ。
ましてや、すぐに結果が確認出来るもんじゃない。
だから、その時やっとかなきゃいけない常識をやるだけなのさ。
ただね、最低限の常識を示すだけって言っても楽なことじゃないんだよ。
必死になって、腹くくって、死に物狂いで、その最低限を子どもたちに示す。
これは、さっきから言ってる「し過ぎ」とは全然意味が違う。
相手に対してやり過ぎない。
そして最低限の必要なことをやっておくだけのために、自分の中でもがき苦しむんだ。
地味に、コツコツ。
必死になって。
急がず、騒がず、楽をせず。
そしてね、こういうのは誰の手柄で結果がどうのって性質のもんじゃないからね。
成績が伸びた。
志望校に合格した。
そういう短期的な結果は、途中の過程だから。
塾屋がそういうこと言うかって感じだけど、もちろんその短期的な結果を出すことが仕事なんだけど。
表面に現れる結果が大切なことの全てではない。
本当に大切なことが培われているのかどうか。
その結果は、ずーっと先にならないと分からない。
だから、それを確認出来ないことの方が多いんじゃないかな。
すぐ見ることが出来ないずーっと先の結果のために、今やるべきことをやっておく。
それ以上のことではないんだよ。
それを、覚悟を持ってやってるだけ。
ただ、それだけのこと。