丸暗記のみの弊害とか、そもそも存在しない(小中学生のみんなへ)
『知識というものは単に記憶するだけでは意味が無く、そこから深く思考すること、またそれを活用することによって初めて有効な知識となって定着していくものだ。』
よく言われることね。
だから単なる丸暗記は意味が無い、とかね。
ただね、教科学習において本当にただ単に事柄の丸暗記のみで、思考も活用もしないなんてことはあり得ないことでしょ。
授業で、まず何かを覚える。
それで終わりってことはないでしょ。
次に問題を解いてみるよね。
そこで覚えたことを使って解答を導き出そうとするでしょ。
それが思考であり、活用もしてる訳だ。
したがって、そもそも単純に詰め込む丸暗記だけの授業なんて存在しないのよ。
だからね、真の学力とか、考える力とかを鍛えないとダメみたいなこと言って従来の詰め込み教育は弊害だなんだっていう議論は、本質からズレてるような気がするのだ。
最初に知識を覚えるって段階での個人差。
それをすぐに思い出せるところの記憶にとどめた状態で問題を読むって段階での個人差。
その個人差っていうのは、能力というか特性というか、そういう違いが当然あるよね。
そういう短期記憶の強弱は、本人の気持ちや意識の違いってのにも原因があったりね。
丸暗記だけでは意味が無いとか言ってるんじゃなくて、そもそも覚えることが出来てない状態をもう少しどうにかしないと先に進まない。
これは小学生、中学生のみんなが自覚してほしいことだ。
もう覚えてるよねー。