気持ちが伝わるこぶし
数学の授業での話。
問題を解いて持って来てもらうことがよくある。
1人ずつ採点して間違ったら解き直し、正解したら次へ進む。
間違った時はヒントを与える時もあれば、もう一度自分で考えてもらう時もある。
ちゃんと自分で解いて先に進むという経験を積む大切な時間。
みんなが黙々と問題に向かう静かな時間。
そんな中でマルバツをつける時に、ちょっとした気持ちのやり取りがあって楽しい。
正解してマルをつけた時にぐぐっと拳を握りしめてガッツポーズする子がいる。
そんな大袈裟な動きではなく、ほんのちょっと「ぐぐっ」とね。
教室内ではいつも寡黙で問題に集中してる感じ。
それでもマルをつけた時に「ぐぐっ」と握る拳には強い気持ちがこもっているようだ。
そんな姿を見るのがとっても楽しい。
来週も気持ちが伝わる拳を見たいな。
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