街角ピアノ(リバプール編)
NHKの番組で「街角ピアノ」ってご存じ?
街に置いてあるピアノ。
訪れた人が弾いていく。
以前見たのは福岡でやっていた。
みんなそれぞれに個性的で上手い。
そしてコメントが味わい深いのよね。
ひとりひとりの人生が垣間見える感じ。
先週テレビをつけたらたまたま番組をやっていた。
なんと場所はイギリスのリバプール。
ビートルズの故郷じゃん。
見入っちゃったよ。
弾かれる曲もビートルズが多い。
あとクイーンとかも。
カッコいい。
色んな人がいたね。
自由を求めて亡命してきた男性。
看護学校に通ってた時に新型コロナのパンデミックを経験したナース。
音楽のプロを志す人や現役のミュージシャンまで。
イタリアから修学旅行の引率者として立ち寄った21歳の女性はシンガーソングライターを目指してる。
ピアノを弾きながら歌う声も素晴らしかった。
目と耳に障害を持つ女性がレット・イット・ビーを弾いた。
「どうしても上手くいかないことがあっても他の方法で対応できるもの」だと語っていた。
80歳を過ぎた元小学校の先生というおじいちゃん。
イギリスの老紳士が何と、坂本九の「上を向いて歩こう」を弾いた。
「SUKIYAKI」として全米1位になったこの曲はイギリスでもチャートインしたそうで、老紳士は子どもの頃ラジオでよく聴いていたそうだ。
最後にこの曲にピッタリの素敵なコメントを残してくれた。
教師をしていた頃、生徒が音楽をやっても職は得られないと言った。
そんな時私は生徒にこう言った。
音楽で職は得られなくても人生を得ることが出来る。
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