読書ではなく読解練習
国語の点数を伸ばすには読書が有効ですか?
という質問を受けることがある。
読書は推奨するが、それが国語の点数と直結するかといえば・・・。
オレは「関係無い」と思う。
国語の読解問題は設問に答えることが全てだ。
そこには自分の感想や想像力は要らない。
もっと言えば、設問の題材となる小説や論説の筆者の考えすら無視する場合がある。
出題者の聞いたことに対する正解を本文から探す。
その練習が必要になるのだ。
読書では、筆者の投げたボールを読み手が自由にキャッチすればいい。
そして想像力を膨らませ、自分の頭の中の世界を広げることが醍醐味だ。
この過程はテストの問題を正確に解くには邪魔になる場合が多い。
もちろん、小さい頃から本が好きで読書量の多い中学生が、国語のテストでも良い点数を取るケースはたくさんある。
しかしこれは、いま中学生で国語の点数を伸ばすためには何が有効かという話とは全く関係無い事例なのだ。
だからホクトの国語の授業はとにかく読解問題を練習する。
設問の答えを本文から探す。
自分で答えを見つけるまで読む。
それを繰り返す。
あきらめずに繰り返す。
その時間というのはめちゃめちゃ大切なトレーニングになっている。
という自負を持って授業しているのよ。
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