アセスメント②
昨日の続きね。
「心理士」という国家資格が作られて、その有資格者以外はWISC(知能検査)を行えない。
そうなったら困るということで、制度が確定すれば特別支援教育士(通称:SENS)も心理士の資格を取らなければ~という動きになるようだ。
はっきり言ってね、別に検査を自分で実施出来なくてもいいんじゃないかな、と思ってる。
SENSは、学習指導の専門家であるべきで、検査は検査の専門家に任せればいいのではないかしら、と思うんだけど。(これ、怒られる?)
アセスメントが学習指導とは切り離せないのは当然分かってる。
そのアセスメントの重要な方法のひとつとして知能検査があるのだから、その実施にタッチ出来ないとなると一瞬「え~???」と言いたくなるかもしれないが、検査結果を知ることが出来るのであれば問題ないでしょ。
出来ないなら出来ないでもいいでしょ、というよりむしろ 「出来ないようになる=分業化を義務付ける」 方向に進んだ方がいいのではないかとも思っている。
支援教育は複数の関係機関の人間(学校でも教師全員)が連携して取り組んでいくべきものだから、役割分担をしていく方がいいと思うよ。
その方が今まで以上にチームで情報を共有するっていう意識が高まるんじゃないだろうか。
子どもを目の前にした現場での学習指導にさらに集中するようになる、とか。
もちろん、検査を実施出来るだけの知識を持たないと検査結果から情報を読み取ることは出来ないからWISC等についても改訂されればその都度勉強は必要だ。
実際、制度が実施されることになれば「心理士」の資格の勉強も当然することになるよ。
でも、それは検査を自分が実施出来るようにするためではなく、子どもの指導を考えるためのスキルを身につけるためなんだ。
まあ、こういう制度になったらなったでこういう考え方をしてみたらどうだろうというお話。
しつこく言うけど、アセスメントっていう意識は大切ね。
いろんな方法で子どもの現状を把握して、そこから適切な指導、支援を考えるってこと。
「まずそこから始めないと」、特に塾やってる自分はその意識を強く持って、独りよがりになってないかを振り返るべきね。常に。