妥協したくない
全国的に有名な青森ねぶた祭。
その壮麗な「ねぶた」を作る「ねぶた師」の中で名人の称号を持つ父と、その娘であり史上初の「女性ねぶた師」の父娘の物語をテレビで見た。
自分たちの作品にかける気持ち、そしてその徹底ぶりがスゴい。
構想から下絵、そして針金で型を作り和紙を貼っていく工程。
そのひとつひとつの作業に対して神経の使い方も尋常ではない。
でっかい創作物なのでスタッフも必要だ。
人をどう動かすか、まで考えなければならない。
作業も進んでいたある時、娘である女性ねぶた師が、ある程度出来上がっていたねぶたの一部をバリバリと壊し始めた。
自分がイメージしていた形が出来ていないという理由だった。
細部にこだわる徹底ぶり。
その時、女性ねぶた師がこう言った。
「だって妥協したくないじゃないですか」
「時間をかけてこれだけの事をやってきたのにこんなとこで妥協したくないですよ」
これだけやってきた。
だからもういいや、ではなく。
これだけやってきた。
だから最後の最後まで中途半端なところで妥協したくない。
これは、最初から中途半端で結果だけを欲しがるワガママとは全く違う話。
そうやってトコトン自分の作品にこだわる姿は本当に美しい。
これでもかってくらいのめり込む経験は貴重ね。
ホクトの中では勉強もその経験のひとつだ。
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