明治維新150年
明治維新というのは、江戸時代の幕藩体制から天皇親政の国家に生まれ変わった政治的な革命と、それに伴う様々な改革のことをまとめた言葉だと理解している。
要するに、ある年のある日の出来事ってわけではない。
だから今年が明治維新150年というのは、取りあえず明治元年(1868年)から150年にあたるってことだ。
佐賀でも明治維新150年事業ってのが色々予定されてるみたいだよ。
幕末維新の佐賀といえば、小説でもたくさん楽しめる。
一応、これまでに読んだことのある幕末佐賀を舞台にした作品をご紹介しよう。
「肥前の妖怪」司馬遼太郎
これは「酔って候」という短編4作品を集めた文庫本で読んだ、幕末の佐賀藩主鍋島閑叟(直正)を描いた作品。
「アームストロング砲」司馬遼太郎
鍋島閑叟の指示で始まった洋式大砲を佐賀で製造する物語。
「歳月」司馬遼太郎
初代司法卿(現在の法務大臣)江藤新平の物語。
「火城」高橋克彦
日本赤十字社の創始者である佐野常民の物語。
「円を創った男」渡辺房男
内閣総理大臣にして早稲田大学の創設者である大隈重信の物語。
「かちがらす」植松三十里
鍋島閑叟の物語で、去年佐賀新聞に連載されていたのを毎朝読んだ。
どれも面白かった。
とにかく登場人物の面々がやった事がスゴい。
その能力たるや、頭脳、精神力、行動力、全てに圧倒される。
興味がある人は、どれか1つでも読んでみては如何か。
というわけで、今日も大河ドラマ「西郷どん」楽しみである。
突然話が薩摩に飛ぶが、まあ佐賀でも鹿児島でもスゴい人たちが大勢いたってことだ。
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