月謝袋
ホクト進学塾も13年目を迎えるが、生徒さんからの月謝は開校以来ずーっと月謝袋で納めて頂いてる。
振込や口座引落ってのは考えたことない。
理由の一番は、やっぱり「意識してもらう」ってことかしら。
保護者の方がお金を月謝袋に入れる時
塾に通わせてることを「意識」
塾がそれに見合うものかどうかを「意識」
子どもが月謝袋を預かり塾で手渡す時
親に通わせてもらってることを「意識」
今月もがんばろうってことを「意識」
こちらが月謝袋を受け取る時もそういうことを「意識」する。
お互いに月謝袋を通じて「意識」することが信頼関係のベースになりはしないかと。
まあね、数千円から万を超える現金だからね。
間違いの無いようにしなければいけないから、納入時期は塾生に月謝袋の催促を毎回するのはご容赦を。
無くしちゃ大変。
有り難いことに、これまで大きなトラブルは無い。(極稀にある悪質な未払いを除いて)
保護者の皆さまの「意識」に感謝である。
一度だけ、こんなことがあった。
保護者さんが子どもに月謝袋を持たせたのに、塾へ渡してないってことが。
子どもは親から預かった記憶はあるが、塾で渡した記憶は無い。
結局、子どもが送迎の車の乗り降りの際に落としてしまったらしい、ということになった。
その保護者さん、それが分かってすぐに改めて月謝を用意して塾に納めて下さった。
それも、ひたすら紛失したことをこちらが恐縮するくらいに謝られて。
その保護者さんの誠実な態度は一生忘れない。
自分たちの仕事は、そんな保護者の方の心に支えられてる部分がかなり大きいのだと思う。
その「意識」は、きっと子どもたちにも伝わるはずだ。