人か社会か
毎朝読んでる佐賀新聞の読者投稿欄の「ひろば」。
そこにある「わかもの」のコーナーでは中学生や高校生、さらには小学生の意見が載っている。
毎回本当に関心させられるのだ。
先日の高校1年生の投稿の「なるほど」という気持ちになった。
例えば日本では外で落とし物をしても自分の手元に戻ってくることがよくある。
財布を落としても交番に届けられたり。
こんなことは外国では考えられないらしい。
それで海外では「日本は素晴らしい」と憧れの気持ちを抱いてる人が多いのだとか。
しかし我々日本人は自国に対してそれほどの感情は持てないでいる。
深刻ないじめ、少子高齢化、政治家の不祥事等、将来に対する不安が多いように思える。
この差はどこからくるのか。
高1の投稿者は考える。
海外の人は日本の「人」を見ている。
我々日本人は日本の「社会」を見ている。
1人1人の日本人は親切な行動、思いやりの気持ちを持っている人が多い。
対して社会は様々な問題を抱えている。
人が望む行動と同じレベルで人に優しい社会を実現できるよう努力していくことが大切だと。
いやいや、素晴らしい視点だ。
読んでいて自分の大学生の頃を思い出した。
バイト仲間にバングラデシュ人がいたんだね。
その彼が言っていた。
「人」は日本が世界一優しい。
「社会」はドイツが優しい。
確かにそうなんだ。
あれから35年経つ。
今も社会の優しさはあの頃と変わっていないのだろうか。

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