西遊記を知らない子どもたち
中3の国語テキストの中に「わが西遊記」という小説を題材にした読解問題のページがある。
河童の妖怪である沙悟浄(さごじょう)の目線で師匠の三蔵法師と悟空の互いの能力や関係性についての持論が語られるという形で話が進む。
これがめっちゃ面白いんだ。
全てを見通してるような沙悟浄のクールで達観した語り口が読んでいて心地いい。
この文章題、言葉が難しくて何となく敬遠したくなる所なのだが、個人的にはやっておきたい問題なので可能な限り触れている。
クラスによってやったりやらなかったりもあるが、読むときはまずオレが音読したりもする。
自分が読みたい文章なのよね。
しかし、先日これやった時にショックなことが発覚した。
いまの中3、「西遊記」を知らないのね。
読んだことも見たこともないという子がほとんどだった。
がちょーん。
これがジェネレーションギャップってやつか?
オレたち世代は絵本やテレビも「西遊記」に溢れてたじゃんね。
手塚治虫原作のアニメ「悟空の大冒険」とかさ。
ドリフの人形劇「飛べ!孫悟空」とかね。
そして何と言ってもマチャアキ&夏目雅子のドラマ「西遊記」・・・。
まあ、昔の話だな。
中学生のみんな、とにかく国語がんばろ。
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