県立中高一貫校にフォーカス
8月に実施された高校1年生の第2回県下一斉模試。
成績を見てみた。
今回、テーマを絞って部分的に注目してみよう。
まず、総合順位のトップ10。(同点10位が3名いるので計12名)
佐賀西と武雄が4名ずつ。
唐津東が2名。
鳥栖と清和が1名ずつ。
ちなみに、1位と2位は武雄の生徒。
それから、教科別のトップ10。(注目ポイントを挙げる)
国語は、佐賀西と唐津東が5名ずつ。
英語は、佐賀西と武雄が4名ずつ。
数学は、100点がたくさん出ているが、鳥栖が20名で断トツ。
続いて、佐賀西と唐津東が9名ずつ。
ここまで見て、どういう印象をお持ちだろうか。
佐賀西と唐津東、武雄、鳥栖の県立中高一貫校は同じレベルに感じられるだろう。
実際、上位層のレベルは変わらないのかなと思う。
上位500名に入る総数は佐賀西が断然多いのだが、それでも前回4月との比較をしてみると、佐賀西が30名以上減ってるのに対し、鳥栖は30名以上、唐津東は10名以上増えている。
中高一貫教育の成果ここにあり、というとこだろうか。
鳥栖の数学満点の数も圧巻だね。
しかし、今日はもう一方の部分にも焦点を当ててみる。
致遠館、唐津東、武雄、鳥栖の中高一貫校がそれぞれ上位500名に50~80名ずつ入っているということは、反対に言うと最低でも150名以上の生徒は入っていないということだ。
現役で国公立大に進学する生徒の数を見ればハッキリするが、半数以上の生徒は授業についていくのが大変な状況だろう。
さらに、中学校から持ち上がる一部の生徒。(この一部が何%になるかは想像の中)
すでに中学校の間に完全についていけなくなっている生徒もいるからね。
そのために高校で不本意ながら転校、もしくは中学の途中で転校というケースはよく聞く話だ。
県立中高一貫校への入学希望者はとにかく多い。
その大半とまでは言わないが、かなりの数の子どもたち(保護者もね)は高校入試が無いから、という理由が志望する第一に挙がるのではないだろうか。
とんでもない話だよ。
勉強しっかりやらないとついていけないからね。
「大学の進学実績だけが学校の目的の全てではない。」
「教科学習以外にも学ぶことはある。」
それはもちろんその通りなんだけど、少なくともこの4校は間違いなく国公立大への進学を第一目標にしてる学校だからね。
勉強についていけない、もしくはハナっから勉強する気がない子はキツいよ。
その辺りは早めに考えた方がいいね。
はい、まずは、6年生の2月から入学まで。
高校からの子は3月から入学まで。
この期間の学習準備がメチャメチャ大事。
「そんなのは当たり前のことです。」という声が聞こえてきそうだが、意外とちゃんとやれてない子が多いような気がするんだけどね。
がんばろーね。
応援してるよ、みんな。