墓参り
8月11日。
山の日だ。
国民の祝日になってしまった。
カレンダーにも、ほら。
26年前の8月11日。
高校時代の親友が、中国の山で消息を絶った日だ。
その日が国民の祝日に。
しかも「山の日」だ。
あいつはきっと喜んでいるだろう。
この前、久しぶりに墓参りに行ってきた。
小高い丘っていうのかな、山でいいのかな。
とにかく見晴らしのイイとこにある霊園。
暑かった。
手を合わせて、考える。
あいつが見た景色。
あいつが得た感動。
あいつが感じた恐怖。
考えたところで、どれも想像もつかないことばかりなんだけど。
でも考える。
そして自分に問いかける。
自分が今やりたいことに向かって、どれだけ自分の心が輝いているのかを。
誰かの歌ではないけれど、この墓にあいつがいるわけではない。
ただ石に名前と「平成二年八月十一日」「二十一才」の文字が刻んであるだけだ。
でも、そこで手を合わせてあいつのことを思い出す。
そして自分に問いかける。
あいつの墓参りは、そんな時間。
2013年8月11日のブログ「親友」
2014年8月11日のブログ「山の日」
☆こっちも毎日更新中↓
「塾長の裏ブログ」もどうぞ。