塾内学力テスト志望校判定データの正しい見方
一昨日の金曜日、中1と中2に夏期講習で実施した学力テストの成績を配った。
表彰もした。(内容については昨日書いた通り)
今日は中2のために志望校判定データの正しい見方を説明しておきたい。(もちろん中3も聞いてほしい)
中2は初めての志望校判定テストとなったわけだが、成績表を家に持って帰って果たして家庭内でどんな会話がなされたんだろうか。
金曜日に話したように説明出来たかい?
念のためにここで確認しておこう。
保護者様必見よ。(もちろん本人も)
まず、このサンプルを見てちょーだい。
これをパッと見たら、まずどう思うかな。
「わー、可能性50%でC判定って悪いじゃん。ヤバいな~。」
こんな感じ?
まあ、C判定は決して良くはないけど、ヤバい~という感想だけで終わってはデータを全く見ていないに等しいよ。
今後の意識づけのために、そして具体的な目標計画を考えるためには、そこからさらに客観的な分析が必要だ。
そこで、ここに注目。
このグラフで、過去の受験者との比較が出来るよ。
中央の横線から上に伸びてる棒グラフが合格者の人数分布で、下に伸びてるのが不合格者の分布。
過去の8月テストでこの偏差値だった生徒が、その後合格したのか不合格だったのかを示している。
右に行く方が8月テストの偏差値が良かったということ。
だから当然右のほうが上に伸びる棒グラフ(合格者)が増えるよね。
そして縦の赤いラインが、今回の自分の偏差値を示してある。
これを見ると、ちょうどボーダーラインに乗ってるくらいだ。
C判定とか50%とかの数字より、こっちの方がリアルに状況がつかめるよ。
最後に、実はここに1番注目してほしい。
『国数英理社合計であと55点とると合格圏(80%)になります。』
このひと言は、全てに書かれてるわけじゃないので、第5希望までの判定欄の下を全部確認してほしい。
合計得点であと55点ということは、1教科あたり11点とればいいということだ。
このテスト、100点満点で1問2~4点の問題で構成されている。
例えば、4点の問題を2つ、3点の問題を1つ正解させれば11点になる。
もしくは、3点の問題を3つ、2点の問題を1つでもいい。
つまり、マルの数を3つか4つ増やせばいいってことだ。
ここで、答案を解き直した時のことを思い出してみよう。
「あー、ポカミス減らせば3つか4つのマルはすぐ増えるなー。」
そう感じる人がほとんどじゃないだろうか。
そうやって、「これなら自分でもやれるかも」っていう可能性を自分自身で実感してちょーだい。
以上、これは志望校判定データの正しい見方の基本だ。
さらに詳しいお話になると、1人1人違ってくるので聞きたいなーと思われる方はお問い合わせくださいませませ。
※もう1度念のため、上の写真はあくまでサンプルデータなので、今回の塾生の成績とは全く関係無い数字だからね。
ではでは。