手塚治虫のマンガの描き方
小学生の頃に愛読していた。
手塚治虫の「マンガの描き方」って本。
その本の中にある「ストーリー作りの悪い例」っていうのが、今でもスゴく印象に残ってる。
手塚治虫によると、最後のオチを「夢だった」で終わらせるのが、悪い例なんだって。
その当時は、「ふーん、そんなもんか」と、何が良くないのかも分からず読んでたけど。
今思えば、夢をオチにしちゃうとそこまでのストーリーに責任を持たなくなってしまうってことなんじゃなかろうか、と自分なりに考えてる。
話をどんだけ無茶苦茶な方向に展開しても、「なーんだ、夢か」で終わってしまえば何も考える必要がない。
最後はこういう結末にたどり着きたい。
そのためには、こういう前フリがあって、こんな準備をして、だからそういう人物があんな行動に出て・・・。
そういう組み立てを考えて実践していくことが、物語を創っていくってことかなーと思う。
だから、夢に逃げない。
現実の自分のストーリーも、ちゃんと自分で責任を持って創っていきたいわね。
受験に向けて自分がやるべきことにも責任を持って。
そんなことも考えさせられる小学校時代の思い出の本だ。