塾の自転車置き場
自転車を置く場所についてお話するよ。
まずは、この図を見てもらおう。
上の図のAゾーンが正規の自転車置き場だよ。(屋根付きね)
でもって、土曜日の昼や冬期講習なんかで中3の多くがチャリで来るようになった場合。
Aゾーンに入らない分は、Bゾーンに置いてもらう。
こちらが、Aゾーン。
で、こちらが、Bゾーン。
はい、ここで注意。
Cゾーンには絶対に置いちゃダメよ。
何も言わなかったら、今の中3がドバーッとチャリでやってきた場合、Cゾーンまではみ出しちゃう可能性が高い。
だから、ここで指導が必要になってくる。
「自転車は綺麗に並べてね。」
これだけ言ってもはみ出すだろう。
「自転車は出来るだけ詰めて並べてね。」
これでも多分無理。
「自転車は1台ごとに50cmずつ前後にズラし、隣の幅は最大15cmまでに抑えて並べていくべし。」
こんなこと言っても意味が分からんだろう。
「自転車部隊集合。これから全員でこの自転車をCゾーンにはみ出さないよう、AゾーンとBゾーンの中に綺麗に整列させて並べていきなさい。みんなで話し合い、協力してやっていこう。」
これで、その日の授業時間半分終わるね。(まあ、それはそれでイイかも)
結局どうしてるか。
塾長が並べてるのよー。
それとか、みんなが来る時間に外でお出迎えして自転車並べを指示していく。
「はい、もちょっと詰めて。」とか。
「その1台、こっちに置いて。」など。
そんなこんなをやりながら、合わせて言葉でも訴える。
「自転車はAゾーンとBゾーンねー。Cゾーンはダメよー。」
そんなこんなしながら、ようやく整ってくる。
でも、しばらくほっとくとまたグジャグジャっとなって、上記のことを繰り返す。
それが、塾の自転車置き場。
何を言いたいかというとだねー、教育には時間と手間暇がかかるってことだ。(ずいぶん飛躍したな)
いかに計算された言葉でも、ポーンと投げかけるだけでは子どもは動かない。
一緒に見て、こっちが体動かして示して、でまた一緒に見て。
そんなことの繰り返し。
そうやってどうにかこうにか変化が見えてくるもんだ。
と、思うのよ。
今日も綺麗に並べましょー。