親父の死から丸10年
ちょうど10年前の11月19日。
69歳で父が亡くなった。
10年ひと昔と言うから、もうひと昔前の出来事なんだ。
ホクト進学塾をつくって1年経った時だった。
その日は朝早く母から電話があって、すぐに病院に来いと呼び出された。
最期に立ち会えた。
9月に検査を受けて手遅れだと言われた日からその日までの2ヶ月間っていうのは、自分の中の何かが大きく変わった時だったように思う。
その日は金曜日だった。
夕方は小学生、夜は中1と中2の授業がある日だ。
葬儀場から自分が、教室からスタッフが、手分けして休講の連絡電話をかけていった。
夜、通夜。
翌日が葬儀。
葬儀が終わった後の疲労感というのは今までで経験したことのないものだった。
あれから10年。
毎年この日にこれまでを振り返り、ふんどしを締め直して受験勉強追い込みの季節に臨む。
ありがたいことに、10年間全く同じような気持ちで同じようなことをやり続けている。
ずっとそれが続けられていることに感謝感謝である。
いつもそういう気分で11月19日の朝を迎える。
今年もやるのだ~。
パパなのら~。