質問に来る子
授業が終わって質問に来る子って、少ないね。
数学の問題とか分からないのをちょこちょこ質問に来たらいいのになーと思う。
授業の中でのやり取りで完結ってのが多いから、その後質問というのは必然的にあまり無いのは分かる。
でも、中3になると結構出てきてもいいんだけどね。
そこは積極性の差、問題意識の差、何としても伸ばしたいという意欲の差、ということにも繋がってる部分もある。
質問に来るとねー、色々いいことがあるよ。
付加価値ってやつ。
分からない問題をそのままにしないから伸びるってのは当然として、どこまで理解出来ているかをさらに深く認識出来るよね。
お互いに。
こっちもそういう中でさらに細かくその子に合ったアドバイスが出来る。
時には、「もうこっちの問題は捨ててこっちの方に移っていいよ」ってな事も言える。
毎回毎回必ず質問に来る子の記憶もたくさん残ってる。
一番強烈だったのが今から15年くらい前、中3最後の授業の日。
明日が県立高校本番初日、これで塾の授業も全て終わり、そして帰りにみんなを送り出そうとしてた時。
いつも帰りに質問に来てた子がその時もすぐに近づいてきて、ずーっと数学の質問。
結局玄関先に送り出す暇もなく、その子の質問に答えている間にみんな帰っていっちゃった。
まー、それくらいやってもらっていいけどね。
うん。
メチャメチャ成績伸びたよ、その子。
そんな感じで、どんどん積極的に利用してちょーだい。