明日は私立高校の前期入試
中3にとっての本番というのはここから。
もう弘学館(中高同じ日に試験)は1月6日に終わってるけど、高校入試の本番がスタートっていう実感を持つのは市内私立高校の一斉入試日であるこの日からだと思ってる。
「前期入試」と書いたけど、市内私立高校はどこも試験が2回ある。
前期が明日、1月16日。
これは国、英、数の3教科で試験。
後期は、1月30日に実施される。
これは国、英、数、理、社の5科目試験。
そもそも前期というのは、私立を第一希望で受ける子の推薦入試と特進科の特別奨学生選抜の入試を行うためのものだった。
だから、県立第一希望の子で前期を受けるのは龍谷、清和の特進科と成穎高等部の受験生のみだったんだけど。
最近は全校どの学科も前期から試験をやるので、大半の子が明日の前期を受験するようになってるみたいだ。
ホクト進学塾の中3生もほぼ全員が明日、試験を受けに行く。
第一希望の本命受験って子もいるので、気合いを入れて祈る。
特進科受験についてちょっと触れておく。
龍谷と佐賀清和の特進科。
佐賀西、致遠館、佐賀北を第一希望にしてる子は大体ここを受験するだろう。
龍谷と佐賀清和の普通科は、3つのコースがある。
偏差値の高い順にいうと、
龍谷(特進、普通文理、普通総合)
清和(特進、探究文理、普通)
前期で特進科を受験した結果、その合否は以下の通りに分かれる。
※龍谷、清和ともに(特進科、文理科、普通科)で表記する。
① 特別奨学生合格
② 特進科合格
③ 文理科合格
④ 普通科合格
※たぶん、不合格という言葉は使われないんじゃなかったかと思う。
①と②は特進科に合格したということなので、後期受験はもうしない。
特進科合格者の中で上位何割かの子が特別奨学生となる。
これも段階があって、龍谷はⅠ種、Ⅱ種の特奨、清和はS、A、Bの特奨に分かれる。
③と④の場合、特進科には不合格だったということなので、後期にもう1度特進科を受験することになる。
ここで、後期もう受けないという子がたまにいるのだが、絶対に受けた方がいい。
後期の方が特進科に合格しやすいとか、追加の受験料を払う必要がないとか、いろいろ理由は挙げられるが、最も大切な理由は、後期が5教科試験があるということだ。
私立入試が県立入試の練習、力試しであるという目的を考えるならば、後期の5教科入試こそ本当は受験価値が大きいのだ。
仮に後期でも特進科に合格出来なかったとしても受ける価値は大きい。
逆に、前期で合格した子は絶対気を緩めてはいけない。
これで、最後の県立一般入試まで、5教科での本番を経験出来ないことになるのだから。
2月の県立特色選抜も3教科だ。
いろんな意味で、本当の本番は私立前期試験から。
今日から、明日の試験当日、合否が発表されるまで、そしてその直後からの学習。
きちんとした心構えを作っていかなくてはならない。
そういうのを全てひっくるめて第一希望の県立本番までの大切な受験指導になる。
たびたび言ってるが、
「あと1ヶ月半でもっともっと伸びる」
これは、私立の試験があり、その合否が出るという状況を踏まえての言葉だ。
この期間の対処がとても大きく影響するはず。
県立第一希望の受験生には声を大にして言いたい。
私立入試は県立までの大切なステップだ。
試験当日頑張るのは当然。
その結果に対して、その後の気の持ち方、全てをプラスに加速させるような捉え方をしてほしい。
がんばろー。