モスバーガーの思い出
学習塾の塾長という仕事をやってるので、しゃべることが多いね。
必然的に。
仕事では、いつも何をどうしゃべろうかって考えてるよね。
どちらかというとハッキリとものを言う方かもしれない。
仕事ではね。
しかしだ。
これも経験の積み重ね。
若い頃、上手く対応出来ずに、というか何もしゃべれずに茫然としてしまった経験がある。
学生時代のバイト先でのことなんだけど、未だに忘れられない。
東京の小金井市というところでモスバーガーのバイトをやっていた。
時給480円スタートだったような記憶が。
ある時、お客さまの若い女性が店内で食べていたモスバーガーを持ってレジに向かって来られた。
何でも、食べたら玉ねぎが口の中でピリピリするらしい。
何か薬品みたいなものが入ってるんじゃないのか、と。
この店の衛生管理は一体どうなっているのか、と。
バイトやり始めてそういうクレームは初めてのことで、たまたま社員さんも店におらず、他のバイトもフロアに出ていて自分しかいなかったのだ。
あ、あ、あ、えーっと、・・・というばかり。
一方的に文句を言われて、それじゃあってお金を返そうとしたら、
そんなの要りません!
ポカーンとなってる間に出ていかれてしまった。
あの時ちゃんと対応出来なかったのが悔しくて、ずーっとずーっと覚えてる。
お客さまにも失礼だっただろうし。
今でもたまに思い出して、頭の中でシュミレーションやってみたりして。
そういうのも、今の自分を作ってる大切な要素のひとつなのかもしれない。
・・・それにしても、あのお客さま。
同じ大学の学生さんだったね。
同級生だったりして。
うー。
そこまで言わなくてもいいじゃーん、ってあの後何度思ったことか (T_T)
うん、経験だ、経験だね。