営業の仕事
朝ドラではヒロインの舞ちゃんが営業をがんばって注文を取ってきた。
そんなの見てたら昔のことを思い出した。
そう、車の営業マンやってた頃のこと。
オレたちは車を買おうとするお客さんに営業に行く。
そのオレたちを相手に営業かけてくる業者さんもいるわけだ。
当時、外回って会社に戻るといつも机にクレジット会社の営業マンの名刺が置いてあった。
毎日のように名刺が置いてある。
こっちが留守の時に来て名刺だけ置いて帰るんだな。
そんな中、オレたちの朝礼が終わって机でひと息つくタイミングを見計らって挨拶に来る営業マンが1人だけいた。
みんなの机を周り1人1人に頭を下げて「何かあれば御用申しつけ下さい」と挨拶していかれる。
数社あるクレジット会社で顔と名前を憶えてたのはその人だけ。
そりゃそうだ、あとの人は会ってないんだもん。
ある時、オレの上司が
「今度新車を売ったお客さんがローン組まれるけど、クレジット会社は彼のとこに頼もうと思ってる」
と、いつも朝の挨拶に来るあの営業マンを指名した。
なんか、営業マンがコツコツ地道な営業で仕事を獲得した瞬間を目の当たりにしたって感じね。
仕事ってのはなんだかんだ言っても人と人との信頼関係じゃん。
「この人なら任せられる」
「この人のためならやってもいい」
互いにそう思える関係が作れるかどうか。
短い営業マン生活だったが、その中でも仕事の何たるかを実感する機会はちょこちょこあったよ。
塾屋になっても仕事の根っこは変わらない。
人と人との信頼関係だ。
それが無かったらイイ授業は成立しない。
一方的なものじゃなく、お互いに信頼される行動をしていかないとね。
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