これを自分でやったという事実
具体的な到達目標を立てない授業もある。
具体的な到達目標とは、この単元をここまで進むとか、このレベルの問題まで理解するとか。
そんなのは一切考えず、自分でやれる分やればオッケーと思ってやる授業。
進度はどうでもいい。
少ししか解けなくても構わない。
学年やレベルも問わない。
とにかくその時間、最後まであきらめずに目の前の1問に取り組む。
それだけ。
こんなのが分からないの?
まだ覚えてないの?
やる気あるの?
そんなことも一切言わないし考えない。
ただやり続ける様子をじっと見てる。
それだけ。
基本的な計算問題を1つやるのに30分以上かかってもいい。
途中ぐだぐだになっててもいい。
ぼーっとなってようが、いやいやでやってようがどうでもいい。
ただ、この時間それを自分で最後までやったという事実。
最初はつまずいて解けなかった問題を時間をかけて最後までやったという事実。
それが1つでも残せれば。
そこに価値が見出せるんじゃないか。
そういうのもあっていい。
関係無いが、実家の紅葉は何故か今が赤くてちょうど見ごろ。
こういうのもあっていい。