勇者たちの中学受験(前編)
清和中の説明会の時に富吉理事長から頂いた本の感想を書いておこう。
「勇者たちの中学受験」おおたとしまさ著
首都圏の中学受験を目指す3人の小学生たちとその家族の物語。
この3家族は実在のご家庭で、小説としての脚色を加えてはいるけれど、受験に関する事は全て事実のまま書かれているという。
子どもたちが受験する学校、そしてそのために通う塾、それらが全て実名で登場する。
どこを受験してどこに合格し、どこに不合格だった。
それも全部事実に基づいて書かれているので話の説得力がスゴい。
ご家庭でのお父さん、お母さんの奮闘ぶりもリアル。
親であるがために干渉が過ぎたり、感情的になり過ぎたり。
関係の無い他人からすると少し異常にさえ見える首都圏の中学入試に翻弄される様子も、子どもの成長と夢のある将来を願う親だからこそと共感する部分も多々ある。
どうしても塾に関しては、複雑な思いが混ざり合って読み進めることになる。
「塾」という同業の話とはいえ、さっきも書いたが首都圏の中学入試事情はオレが見ても異常な感じがするのだよね。
学校の数も桁違い、そのための受験の仕方も凄まじい。
1つの学校で3回受験があったりする。
しかも午前中に1つの中学を受験し、午後から別の中学をハシゴ受験する。
前日の夜中に急遽受験を決めて願書を出したり。
受験対策としての講座数も多く、宿題も毎日夜遅くまでかかるくらい大量にこなさねばならぬ。
果たして「受験の勝ち組」とは何なのか。
満足出来る受験とは何なのか。
そもそも一体何のために受験するのか。
内容が濃い。
長くなった。
明日まで引っぱろう。
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