中2の計算指導は神経を使う
一学期の数学はどの学年も計算からスタートする。
中1は負の数という新しい数の領域に慣れてもらう。
中3は式の展開から因数分解へと続く高校数学の入り口に触れる。
どの学年も重要な数学の根幹を作る学習をするのだが、特に中2に神経を使う。
それは他の学年に比べて圧倒的に1問解くのに時間がかかり、正解率も低い計算式を学習するからだ。
その時に声を高くして言うのは「途中の式を省略するな」ということ。
正しいやり方で丁寧に計算すれば間違う確率は当然下がる。
確実に正解出来るやり方を知ってるのに、それをやらずに間違ってしまっては「手を抜いている」と言われてもしょうがない。
一緒に仕事したくないよな、そんな人とは。
人の言うことを聞かずに自分勝手な気分で横着してミスをする。
そんな態度で仕事する人間には何も任せることは出来ない。
手を抜かず丁寧にやっても間違いは起こる。
その時は周りも全力でカバーするし、間違った本人も次は失敗しないぞとミスの原因を自分で意識してどんどん成長していける。
そんな将来の仕事に直結するような学習なのだ。
思考力、発想力、発信力が大事で最も必要とされる力だと声高に叫ばれてる今。
計算力を侮ってはいけない。
基礎計算の学習で横着する人からは相手を感動させる思考や発想など生まれない。
オレはそう信じて授業で叫んでるんだ。
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