あなたにとっておしゃれとは
昔々、日曜の夜に「オシャレ30・30」という番組があったのよ。
古舘伊知郎とジャズシンガーの阿川泰子という当時30代だった2人が司会を務め、ゲストも30代の著名人を中心に呼ぶというトーク番組ね。
これが好きで、よく見てたのだ。
その番組の最後に必ずゲストに聞く質問。
「あなたにとって、おしゃれとは?」
この質問にゲストが何て答えるのかなーってのが、毎週楽しみだった。
そして、自分が30代になった時にどんな答えを持っているんだろーとか考えたりして。(いつの間にか40代になってたけど)
そう「おしゃれ」。
「あなたにとって」ってのがミソね。
外見、内面、様々なとこで自分なりの「おしゃれ」にこだわってる人って、カッコいいなーと思ってた。
そういうのをずーっと意識して、日々過ごしてきたような気もする。
自分にとってのおしゃれとは。
まさに、人によって様々だろうね。
カッコいい服を着飾るだけがおしゃれじゃない。
髪型をビシッとキメるだけがおしゃれでもない。
ワイルドな言動、自由奔放な考え、そんなのを気取ってるばかりがおしゃれではない。
地味で目立たなくてもイイ。
自分の好きなことに詳しかったり。
自分のやれる範囲でものすごーく丁寧だったり。
他人の目に触れないところでキチンとやってたり。
そういう自分なりのおしゃれにこだわって生きるって、素敵じゃん。
根っこの部分で自分に優しく、まわりにも優しい。
生き方としてのおしゃれが、そんな心を作ってくれるんじゃないかなって思う。
「あなたにとって、おしゃれとは?」
「自分にとって、おしゃれとは?」
いつも自分に問いかけていきたいもんだ。