追悼
先週、新聞のおくやみ欄で知ってる先生の名前が目に入った。
市内某私立高校の募集担当をされていた先生。
最後にお会いしたのは何年前か、退職されてどのくらいだったろうか。
享年77歳という年齢が早いかどうかは何とも言えないが、少ししんみりと当時を思い出す瞬間になった。
先生は結構クセの強いキャラで学校説明会ではご自分が采配を振るってガンガン押してくる方だった。
面白くも感じていたが、ムカつくことも度々あった。
だって説明会ではこっちの質問無視して自分の段取りでパッパと次に進めちゃうような司会っぷりだったしね。
今となってはそれも懐かしい。
でも先生が退職されるまでの数年間は、あることをキッカケにしてとっても親しくさせて頂いた。
7~8年前かなー、私立に一般受験して果たして合格できるのかなという成績の塾生が3名ほどいて聞いて回ったことがあった。
よくそんなことしたなと思うが、当時は必死だったんだな。
市内4校ほど訪問して担当の先生方にストレートに質問をぶつけた。
私立の先生方はみなさん親切に丁寧に話を聞いて下さり、色んなアドバイスご意見を頂いた。
この先生もその中のお一人。
しかも一番親身になって話を聞いて下さった。
それまでが前述の印象だったから意外だったね。
そこから親しくなりホクトにもたまに足を運んでもらったりの関係が続いた。
それから数年後、「来年でもう退職するよ」みたいな話を伺った時の表情は何となく寂し気で「老兵はただ去り行くのみ」みたいな哀愁を感じた記憶がある。
私立校の説明会に行ってもあんな強烈な先生はもう出てこないだろうなんて勝手に思ったりもしてるが、それは現役バリバリの先生方に失礼か。
それでもオレは自分勝手にあの先生の思い出を語って、あんな先生がいたんだってことを言葉に残しておきたいなと思うんだ。
先生、安らかに。
心からご冥福をお祈りします。
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