ヒロシマの写真
今から30年くらい前に自分で撮った写真だ。
高校2年の終わり、春休みに友だちと2人で京都、奈良を旅行した。
その帰りに広島に立ち寄った時のもの。
朝だったと思う。
天気は良かった。
平和記念公園を見て、資料館に入った。
資料館の中では2人ともほとんど無言だった。
何がどうだったというよりも、胸の奥から頭のてっぺんまで重苦しい感覚になったという記憶が残っている。
NHKの朝ドラなどで、時代モノだとどうしても戦争の苦しい期間というのを通らないとストーリーが先へ行けない。
その期間はいつも、あの時のように胸から頭が重苦しくなる感覚に襲われてイヤなんだけど。
でも、そこは避けてはいけないのだろう。
年数が経てば経つほど、忘れない努力を意識してやらなければいけないのだろう。
8月6日の午前8時15分は必ず黙とうをする。
心の中で祈るというだけではダメ、というより自分が嫌だという気持ちになっている。
でも若い時からずっとそうしていた訳ではなく、意識するようになったのは中年になってからのこと。
途中の年数、意識の中から薄れていても、行動するってことも忘れていても、年数が経ってこういうことを意識するのは、若い頃に見た資料館での記憶が大きいのかもしれない。
写真を見ながらそんなことを思い出していた。
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